物語を楽しめる最高の元ネタ

物語を何倍も楽しむ方法。これを知れば、映画や小説、さらには漫画やアニメでも何十倍と楽しめます。

めっちゃ簡単。それはズバリ...

 

「元ネタ」を知ること。

 

例えば、イギリスのBBCで放送された「SHERLOCK」は、現代にシャーロックホームズがいたら、という設定で物語が進むので、言わずもがな「シャーロックホームズの冒険」を読み込んでいれば何倍も楽しめます。(ドラマの話は、原作をベースにほぼオリジナルの脚本で作られています)

 

(日本語版のDVDは、海外版の6倍くらいします。めっちゃ面白いドラマなんですけど、DVDは借りてみるか、海外版で英語字幕で見るのがおすすめ...) 

他にも、ドラマ、映画で随所に昔の作品からのオマージュなどがあったりしますよね。それらを知っておけば、何も知らない状態で見るよりはるかに楽しめるはずです。

 

でも、作品ごとに元ネタ探すの面倒くさいですよね。

 

正直、やってらんねぇ。

 

でも、一つだけ、どんな物語にも共通する、大元の元ネタがあります。

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ダークナイトの中にいる、哲学者カントを探せ -哲学で映画を見よう-

 

 私は大学生の頃、めっちゃ映画が好きでよく見ていたのですが、そんな私を映画好きに引きずり込んだのが映画評論家の町山智浩さんの映画『ダークナイト』評。 

これは、本当に、評論としてというより、一種のエンターテイメントです。評論なのに、それ自体が面白い!!本当に、観る前に聴くと映画を観たくなり、観た後に聴くとさらに映画を楽しめる内容です。

町山さんは、高校時代に哲学書を読め読めと先生に言われて読んでいたみたいですね。

でも確かに、映画ってとても深読みできるし、洋画なんかは特に登場人物の思想が深く作りこまれて個々のキャラクターに強く反映されているものも多くあるので、哲学とも相性は良いと思います。

何より、クリスチャンの多いアメリカ映画だと、無意識に監督のキリスト教色がストーリーに反映されていたりするから尚更。哲学も、中世以降はキリスト教に影響を受けまくりなのでまさに相性抜群。

哲学、オススメですよ。映画を好き勝手に解釈するとき、より楽しめますよ。

 

そして映画を好きになるきっかけにもなった『ダークナイト』、以前この作品をテーマに一般教養(学科の専門的な授業ではなく、どの学部でも取れる授業)の哲学でレポートを書きました。今回はそれを少し加筆修正して載せます。一般教養の授業だったとはいえ、哲学のレポートを読んでいただくことで、哲学についても、また映画『ダークナイト』の魅力についても伝われば幸いです。

ちなみにカントの倫理学で考察しています。

※激しくネタバレしています。

まだ観ていない人、ネタバレ嫌な人は注意してください。

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DUO 3.0だけで勉強して、TOEICの点数が上がったので報告

お久しぶりです。

ブログ続かんな!!

書きたいことはちょこちょこあるのでまたぼちぼち更新再開していきます。

 

以前書いた下記の記事。大学の時の英語の先生とDUOの意外な関連について書きました。

mariminor.hatenablog.com

 

で、これ書いた後にやっぱりいい先生だったなーと改めて実感。

何かお返しできればしたいけれど、考えた結果、一番いいのは「私が英語の勉強を頑張り、DUOの良さを伝えること」では?と思い立ち、DUO3.0で勉強をして、4月12日に開催されたTOEICを受けてきました。

 

 

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解散したからこそ聴いてほしい、マイケミカルロマンスというバンド

マイケミカルロマンス(My Chemical Romace)という名前を、聴いたことはありませんか?

聴いたことない、という人もこの曲なら知っているかも。


My Chemical Romance - "Welcome to the Black ...

 

携帯の着うたCMでも使われていたので、サビの「きゃーりおーん、きゃーりおーん♫」というフレーズは聴いたことがある人もいるはず。

彼らはアメリカのニュージャージー出身のマイケミカルロマンス(通称:マイケミ)というバンドで、2013年の3月既に解散しています。

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最近、高校時代によく聴いていた3枚目のアルバム『The Black Parade』を通勤中に聴いて、改めてこのアルバムの素晴らしさ、そしてマイケミカルロマンスというバンドの物語性がとても興味深いことに気がつきました。

この歳になってしっかり聴きこむと、当時には気づかずにいたことなど、色々と分かることが出てきました。歴史に残る一枚、というわけではないかもしれないけれど、一つの作品として、かなりの良作ではないのだろうかと。皆にも聴いてほしいのですが、ただ聴くだけでは好みもあるし、マイケミは割とエモ、ビジュアル系やゴス系なところがあるので受け付けない人もいると思います。でもそういう面じゃなく、マイケミカルロマンスというバンド自体がどういうものかを知って、聴いてみて欲しいんです!!!!

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友人のインストライブに行った話

友人のN氏の(星新一ショートショートではない)ライブへ行ってきました。

 2015/06/13 追記:動画ができた、とのことなので追加です。
これ、友人のN氏のバンド。

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ライブハウスというところは本当に久しぶりで、入る前はなぜか少し緊張したくらい。
扉を開ける前からタバコと汗の匂いが充満してて、少し息苦しいと思いつつも「懐かしい」と思い、カウンターでドリンクチケットを受け取り飲み物を持って中へ。

哲学に興味があるなら「ソクラテスの弁明」を読んではいけない。

 

哲学に興味ある人って以外と多いですよね。(多いですよね?ね??)

 

でも実際に大学の哲学科生以外だと何を読んでいいかわからない、または読んでみたけどわからないという方も多いはず。

 

哲学と言えば「ソクラテス」という知識から、とりあえず「ソクラテスの弁明」を読んでみて「なるほど、わからん」(実はこの状態がすでに哲学なんだけど詳しくはまた別の機会にでも)となったことはありませんか?

 

「読みやすい哲学書ない?」と聞いたら勧められる本はだいたいこのソクラテスの弁明」だと思います。哲学科の生徒に聞いてみて勧められたりしたこともありませんか?

 

ただ、この「ソクラテスの弁明」から読むのって以外とハードル高いんですよ。確かに面白いことは面白いし、読みやすい。けれど、やはりソクラテスが裁判を受ける場面の言い回しは、なかなか難解だし、実際は哲学興味ある、くらいの状態で読むとその後が続きません。

 

それなのに、なぜ皆が勧めてしまうのか?

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